6_新緑の季節(昔話)

【前回まで 5_春のおとずれ(昔話)】



【次回 7_なんで俺が(昔話)】



GWも合宿!!



艇もあるのでひたすら漕ぐ!!!



そんな中コーチが出来る!!





顧問が技術的/専門トレーニングがわからないので

艇庫に訪れていたOG(日体ボート部卒)の人にコーチングしてもらう事に!!!!



正直な所IHとか国体とかに出たい!!という思いはなく  というかそれは別次元の話だと思ってた



意識の違いは当初あった,ただ自分でテクニック等を考えてた事の裏づけになり

自分の感覚が正しいのか…とか やっぱり水中ターンは駄目だなといった事の判断になったり

概要だがフィジカルの向上という概念を僕の中に作ってくれた人だ.



そして,県予選は5月末あと4週間でどうにかなるとは思えず,でも艇を漕いだり練習するのが

楽しくなってきた頃だった.



県予選は4+ 2× 1×の種目で行われ僕らはスイープ(高校生がスイープ最後の年!!)は練習していないので必然的に

2× 1×での戦いになる,内部情報だと4+は1校のみなので内定,もう1校がダブルだろうと そしてシングルを争うという事に

なるだろうと.



ダブルスカルとシングルスカル両方で出る事に



日程は



金曜夕方 シングルスカル予選



土曜朝  シングルスカル敗者復活

  昼  シングルスカル準決勝

  夕  シングルスカル決勝



日曜朝  ダブルスカル予選

  昼  ダブルスカル敗者復活

  夕  ダブルスカル決勝



といった流れ



金曜は学校早退で 初めてのレース いったいどんな感じになるのだろう?



非常に緊張していた予選は,ほぼ部内レース



スタート!!!一生懸命漕ぐ だがトップとは離されグダグダになり部内の奴には何とか勝ったが

2位で敗者復活戦へ



やっぱりこんなもんか,失意の中タイムを見る

部内では何故か僕がトップタイム? 勿論全体から見ると遅い





帰宅しながら色んな事を考えていた



今までやってきた事思うとやっぱり悔しいと感じていた

良くも悪くも経験がなさ過ぎて現状のタイム差が

どれほどのものか,わかっていない



だからシンプルに



明日はレースプランを見直しスタートは絶対に出る

出たら 死に物狂いで先頭を死守するぞ!!という事を考えていた.



その日の夜はそれしか頭の中になかった.