ホテルをチェックアウトギリギリに出て会場へ向けて漕ぎ出す あぁ今日は天気がいいなぁ何て思いながら後は直進するだけの道に入った
決勝を見ながら 帰りの出発を待つのはいやだな…
と考えていたら 気づいたら違う方向に向っていた
上っていく
しまなみ海道を自転車で渡ろう
思いつきでした
穏やかな瀬戸内海 慌しい最近から全て解放されたような どこか取り残されてるような…
感傷に満ちた 気分で淡々とマイペースで走る
休日とあって ロード乗りが非常に多く 色々なスポーツな形があるなぁなんて思考をめぐらせていた
帰りは尾道あたりで合流すればいいや 表彰式があるから 時間はまだまだ余裕 写真をとりながら
落ち着いた場所を探して昼寝でもするかぁ
残り40kmぐらいで思いがけない連絡が…
もうすぐ今治を出発する表彰は一人いればいいから との事…
おいおい これは間に合わないぞと思い 着てる服はモフモフのショートパンツとTシャツ既に暑いのに…
仕方ない やるか…
ペダルを踏み込む 金のかかったバイクに乗ってる奴を抜く この普段着で抜かれると予想していなかっただろう
付いてこようとしてるのが気配でわかる 登りにはいる それなりに踏み込んでいるが付いてこようとしている
やめとけ やめとけ 無理だよ もう既にギアダウンしてダンシングしてるじゃないか
少しずつ離れていく 僕も汗と呼吸が深くなってきた…
頭の中でこの曲が流れてます
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成年男子シングルスカル準決勝
敗者復活で1位上がりして少しでも可能性が高い組に入りたかったが 前半で楽に勝てそうかなと
安易な気持ちになってしまい 後半思いもしないスパートが入り2着
それは自分の甘さが招いた結果だ…
とは言えこれは勝負だ 上を目指すなら今までの自分/相手を予測してレースするのはやめよう
このメンツでは全員がスタートから本気だろう その流れができるのは経験的に知っている
こっちもいつも以上にトップスピードを意識する
スタート
かなり強く入った リギングも身体の状態もいまいち でも勝負しなければ
何もならない 回りを見渡す この精一杯で入っているのに先頭の一人だけ200m地点ぐらいで既に
2~3艇身出られている…おい おい こいつ スゲーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕は何とか2着争い中 だが既にいっぱいいっぱい
粘るが身体が既に動かない 400mぐらいで全員にかわされ最下位に
必死に押すが 身体がついてこない そのまま離され最下位でゴール
ゴールしてからまともに動けず 帰艇桟橋まで何度も止まった 普段なら自分で艇を持つのだが
初めて人にお願いしてしまった…
ここまでしても全くレベルが違う また一瞬でもスタート出れなかったのは初めてで
本当にすげーやつがいるんだ(自分が遅いだけか…)
素直に感心してしまった
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気が付いたら誰もついてこない
そらそうだろ 雰囲気でわかる
普段トレーニングしてるかどうか
本当に勝ちたいかどうか…
そらそうだろ 雰囲気でわかる
普段トレーニングしてるかどうか
本当に勝ちたいかどうか…
尾道到着
最後は渡し船みたいなフェリーで本州へ(人間100円+自転車10円)
あっ!!

こんなの見つけました!!!
ではでは