13_漠然とした不安の正体(昔話)

【前回まで 12_高校生最後の夏休みの始まり(昔話)】





艇を置き船台にオールをとりに行くと 接戦を演じた,彼が船台に帰艇していたとこだった…



内心やったぜー と思って見ていたが



泣き出したのだ…彼らの仲間が慰めているが



泣き止まない…



それを見たとき 代表になるという事は,一つの責任なんだと



いままで漠然とした不安の正体が理解できた.



県の代表になった,他の誰かに勝って そしてブロックで枠を取った.



知らない誰かがそれに向けて努力していた事を 簡単な事に気がついた.





多分僕は逆の立場なら泣かなかったと思う

確かに練習はしたが,そこまで自分の時間/想いをささげていたわけではない.





その日は本当に嬉しかったが,それ以外の感情もあったのも事実







僕は責任など 負いたくはなく 自分勝手にやっていきたかった.

普段の練習の出来も レースの結果も自分だけのもの 途中で諦めても自分自身だけの責任

チームスポーツを昔やっていたがそういう しがらみがイヤでしかたなかった…





ここからは先は,責任があるのか…という事を感じだしていた.



2000年7月末 長くて短い夏休みの始まりだった.